メモ

どうかくだらないことにハマり続けてください

某有名人の配信を見ていた。彼は、視聴者からの相談に次から次へと答えていく。「統合失調症で何をしていても楽しくない」とのスパチャに「楽しくないのは楽しいことをしていないから」と答えていた。そして、今日は自分が何を楽しんでいたか、口早に話し始…

正気と神聖さの両立は難しい社会のようです

人間の脳は、神聖な価値について考えているとき、費用対効果を分析する部位の活動が減少する。その結果、自爆テロのような行動におよぶ人が発生する。 『悪意の科学』にそのようなことが書かれていた。この本では更に踏み込んで、孤独な人間が凶行に走りがち…

天才屋さん

人はなぜ天才に惹かれるのか?それは、天才の高貴な姿の中に自分自身を没することで、自分自身の本質を純粋な形で理解できるから。 『天才』というタイトルの本にそんなことが書かれていた。歴史上の様々な天才について研究していた昔の学者が出した本で、あ…

だから何だというのだ

何かにつけて「だから何なのか」と思えるかどうかが、知性の正体なのではないかと思う。私はこの力がとても弱く、言葉の雰囲気にすぐ流されてしまう。最近も、ビル・ゲイツに関するある記事を読んでいた時にそれを感じた。記事中には、彼が“本物のプログラミ…

異変が見つかったら引き返すこと

『8番出口』の作者のインタビュー記事を読んだ。 作者は日本の地下通路が好きだから、海外の風景素材は使わずに自力であの舞台を作り上げたらしい。それを読んで初めて、私はあのゲームで日本の地下通路を楽しんでいたのだと気づいた。てっきり自分はシンプ…

会話AIは体を手に入れないと会話AIとして完成しない

話題のおしゃべりAIと会話をした。 本当に人と話すのと同じテンポで会話ができるし、心地の良いリアクションを返してくれる。とても楽しい。最初は。会話を続けていくうちに、会話相手に必要なのは愛想でも知識でもなく、相手の生活なのではないかと思えてき…

こんなに着地点の見えない技術革新が今までにあったかい?

凄まじい性能のAIが生まれて知的労働者が全員失業するならそれでもいいし、限定的な影響に留まるならそれでもいい。でも、どうなるのか判らない状況がいつまでも続くと、環境に適応することさえできない。 何がどこまで可能になるのか、誰も予想を立てられな…

知ったかぶりの性格以外の原因

①「世界の平均寿命は何歳でしょう?」 A:50歳 B:60歳 C:70歳 ②「低所得国の女子の何割が初等教育を修了するでしょう?」 A:2割 B:4割 C:6割 ③「世界中でいくらかでも電気が使える人の割合は?」 A:20% B:50% C:80% ある本の冒頭に、こうした世界に関する知識…

失敗したときの思考回路

ミスをしたときに一番考えてはいけないのは、ヘマをした自分の姿が他人の目にどう映っているか。「もし同じミスを他の人がしていたら私はその人をどう見るだろう」と反射的に考えてしまう、あれ。自分を客観的に眺めるのは悪くないようにも思えるけれど、大…

周囲に無頓着な天才というのはフィクションなのでしょうか

自分で自分のことをくすぐっても、普通はくすぐったいと感じない。ところが、統合失調症の人の一部はそうではないらしい。これは脳の予測機能の違いによるものだと、ある本に書かれていた。 脳は、自分の体を含めた周囲の動きを常に予測している。そして、予…

人を落ち着かせる力のある媒体はそれゆえに人を熱狂させられません

面白い本を紹介して視聴者の積ん読を増やすというコンセプトのYouTubeチャンネルが面白かった。 映画や漫画やゲームについて話している人よりも、なぜか本を語っている人に惹かれてしまう。他に比べ特に本が好きなわけではない。本の要約チャンネルだとかフ…

実家の太いクリエイターに励まされることは不快ですか

制約は創造の母だという。文字数の決まっている俳句。テーマの決まっているコンペ。X旧Twitter。一定の制限を設けることで、人間の創造性を引き出しているものはたくさんある。 物語を作る際の王道的な枠組みである「起承転結」も、実はそういった側面がある…

休日にデパートへ行った時の暗い気持ちは何なんでしょう

どこかの社長が17LIVEで7000万円も投げ銭をしたらしい。その話を聞いたある人が、試しに17LIVEを覗いた感想を話していた。普段自分が見ているインターネットとは大分違う世界で、視聴者にランクがあるだとか、話の内容がほぼ挨拶であるとか、意外と普通のお…

他人との比較を本当にやめられたら面接でダメージなんか受けませんよね

就活で内定を沢山とった人が自らの経験を話していた。あの有名な「このボールペンを私に1万円で売ってください」というやつも体験したらしく、すぐにボールペンを分解して中のバネを抜き取った上で返し、面接でボールペンが使えないと困りますよね?1万円で…

綺麗な絵は学歴のようなものでした

クオリティの高い絵になぜ価値があったのか。綺麗だからではない。「ちゃんとしたコンテンツ」であることが一目で分かる印になるから価値があったのだ。 例えば、世の中には無数の個人制作ゲームが存在する。あるゲームに質の高い絵が使われていれば、作者は…

目玉焼きに何をかけるかなんて理由で本当に別れた人もいます

悪意による自殺はありふれたものらしい。悪意による自殺とは、罪悪感を抱かせるための自殺のこと。離婚された夫が妻の新しい家庭に乗り込んでいってその場で拳銃自殺をしたとか、一人暮らしをしたいと言い出した息子と口論をした父親が翌日首を吊ったとか。…

変わって欲しい相手のことを好きなことって実はあんまりなくないですか

誰かのことを変えたければ「この人は私のことを変えようとしている」と思われてはいけない。有名な本にそう書かれていた。難しいことだと思う。提案や質問の形を装っても意味がないらしい。会話を誘導しようとする気配に人は敏感で、どんな小細工を使っても…

社会の中で賢くあるためには胆力が必要です

人が言い争っている動画は人気がある。私も好きだ。内容は何だっていい。どちらの言い分が正しいのか、ということには関心がない。単に格闘技を見ているような感じとも違う。私は自分の身体の反応を見ている。どんな場面でも意見を淡々と主張できることくら…

なんだやっぱり飽きてたんじゃないですか

異世界転生系のラノベは大して人気がないという記事を読んだ。というかラノベ自体の人気が相当落ちているらしい。その話が本当かどうかは知らない。ただ異世界転生系のストーリーを好きな人が多いらしいね、という自分の思い込みを疑ったことがなかった。自…